■世界に誇る中小企業集積地の特性を生かし、
  サスティナブルな地域社会をつくろう
  −大阪の経済再生へ自治体・地域政策の提言(案)−    [ 2004/1/20 ]

 

提言(案)の発表にあたって

私たちは大阪府下の自治体で働く労働者でつくる労働組合です。
私たちは自治体労働者として毎日、府民のみなさんの暮らしと営業を守るため、職場や地域で活動をしております。しかし、府民のみなさんや私たちを取り巻く状況は平和・安全・安心・生活・営業・雇用など、どの分野をとっても、きわめて厳しい現状にあります。

私たちは「地域住民の繁栄なくして自治体労働者の幸福はない」という立場から、地域の雇用・経済問題の解決を自治体労働組合の重要な課題にすえ、この数年間、中小業者や関係団体の方とも懇談を行い、国や自治体・大企業への申入れなどの活動をすすめてきました。雇用や地域経済のこれ以上の破壊をくい止め、平和・安全・安心・豊かな街づくりへと流れを転換し、21世紀にサスティナブル(持続可能)な地域社会を府民のみなさんと共同してつくりあげたいと願っております。

ここに私たちは、府民のみなさん、中小企業関係者のみなさんとごいっしょに、暮らし・営業・雇用をまもる「共同行動綱領」的なものをつくり上げることを展望して、自治体・地域政策の提言(案)を発表させていただきます。この提言(案)は、大阪経済の主役である中小企業の振興を中心にすえ、タイトルも「世界に誇る中小企業集積地の特性を生かし、サスティナブル(持続可能)な地域社会をつくろう」とさせていただきました。この提言(案)に対して、広く関係団体・個人の皆さんの御意見を頂き、大阪経済の再生へ、ごいっしょに知恵と力を合わせていきたいと考えております。
2004年1月