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機関紙-自治体のなかま-

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シンポジウム 「みんなで考えよう高校生の社会参加と就職問題」 報告・資料集の発行にあたって [2004.4.24]

シンポジウム「みんなで考えよう高校生の社会参加と就職問題」報告・資料集の発行にあたって [2004/4/24]
長引く不況のもと、大阪の雇用・失業問題は全国でも深刻な状態です。
その中でも、青年・高校生の就職問題は、とりわけ重要な問題になっています。この春も、卒業して就職を希望しながら、いまだに就職先の決まらない高校生が多数にのぼっています。

大阪自治労連と府高教は、高校生が卒業しても、まともに企業や地域社会の一員として働くことができない問題を、技術やモノづくりの継承など産業基盤の崩壊につながる問題、地域社会の将来の担い手が育成されないなど地域社会の崩壊にもつながる問題として位置づけ、解決策を探るために様々な取り組みを進めてきました。

昨年の2003年春闘では、大阪自治労連と府高教で、経済団体に高校生の就職問題解決のために申入れを実施。地方自治体の商工・雇用担当者には高卒者の雇用確保のために特別の対策をとることを求め、企業団体とも懇談を重ねてきました。また大阪労連・北河内地区協では、高校生や企業を対象にしたヒアリング調査を実施してきました。

これらのとりくみを経て、2004年春闘において、「高校生の就職問題を考えるシンポジウム」を大阪自治労連と府高教が共催し、100名近い参加者で成功させることができました。

シンポジウムでは高校生の社会参加と就職問題を、「地域経済振興などのまちづくり」「青年と地域の未来を展望する」という角度から、中小企業家、大学教授、元行政担当者、PTA会長、地域労連代表、高校の教員など各界の方々から報告や問題提起がありました。

シンポジウムの討論を通じて、高校生の就職問題は、青年の人格形成にとっても、地域経済の活性化や職住接近の街づくりにとっても欠かすことのできない重要な問題であることが明らかになりました。

私たちは、このシンポジウムを報告・資料集としてまとめ、多くの方にご覧頂き、高校生の就職問題を社会全体の問題としてとらえ、各界・各分野の方々の知恵と力を合わせて解決させたいと考えております。この報告・資料集を読んでの感想・ご意見を積極的にお寄せください。
2004年4月

■もくじ
●報告・資料集の発行にあたって
●<開会のあいさつ> 大阪府高教委員長 筆保  勝
●<コーディネーターからの問題提起> 佛教大学教授 金澤 誠一
●<シンポジストI> 大阪府中小企業家同友会事務局長 松井 清充
●<シンポジストII> 府立住之江高校教諭 槙野 理啓
●<シンポジストIII> 前岸和田市立労働会館館長 大向 宗夫
●<特別報告> 北河内の高校生の就職を考える会幹事 草薙 正己
●<中間まとめ> コーディネーター 金澤 誠一
●<特別発言・父母> 府立枚方西高校PTA会長 疋田 英司
●<特別発言・高校生> 府立和泉工業高校 畑 孝次朗
●<参加者からの発言>
●<シンポジスト発言のまとめ> シンポジスト 松井 清充
●シンポジスト 槙野 理啓
●シンポジスト 大向 宗夫
●<全体のまとめ> コーディネーター 金澤 誠一
●<閉会のあいさつ> 大阪自治労連委員長 町田 豊治
●<参加者の感想文>
[本文データ 2.2MB]

■資料
●高校生の就職状況〈府高教調べ〉
●北河内高校生の就職を考える会〈中間調査報告抜粋〉
●企業家から見た地域経済の振興と
●高校生の雇用問題
●シンポジウムが掲載された新聞
●シンポジウムの宣伝物
[資料データ 5.5MB]


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